巻頭の辞
第一章 「弁当プロジェクト」は被災地経済を救う!
第二章 災害と地域経済 :「弁当プロジェクト」誕生の背景
1.災害で地域経済が止まる
2.「失業」というもう一つの災害リスク
3.押し寄せてくる無償の物資とボランティア
4.被災地に仕事が来ない
5.弁当プロジェクトの誕生:二〇〇四年新潟県中越地震
6.弁当プロジェクトの発展:二〇〇七年新潟県中越沖地震
第三章 弁当プロジェクト成功の心得
心得@ 儲けはないものと思うべし
心得A 適正な利益は確保せよ
心得B 仕事は被災地の至る所に落ちている
心得C 地域から幅広く同志を募り、連携して行動せよ
心得D 大枠を決めたら一日も早く開始せよ
心得E 食中毒対策には万全を期すべし
心得F 受注個数の変動リスクに対応できる体制を
第四章 弁当プロジェクトを振り返って 関係者の証言
1.小千谷プロジェクト
インタビュー
対談「小千谷弁当プロジェクトがもたらしたもの」
2.柏崎プロジェクト
インタビュー
対談「柏崎弁当プロジェクトがもたらしたもの」
第五章 災害リスクガバナンスの観点からみた「弁当プロジェクト」の意義:あとがきに代えて
1.「防災」のパラダイムシフトの時代
2.災害リスクの不確実化
3.災害リスクに関係する人々の多様化と利害関係の複雑化
4.旧来型防災対策の限界
5.新しい防災パラダイムとしての「災害リスクガバナンス」
6.弁当プロジェクトの意義
第六章 参考資料
1.柏崎プロジェクト日誌および受注弁当数の推移
2.復旧弁当Q&A
3.レシピの例 |